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一人情シスの負担を減らす——外部IT部門を使う前に整理したいこと

社内のITまわりは、ほぼ一人に任せている。

一人情シスの負担を減らす——外部IT部門を使う前に整理したいこと

「社内のITまわりは、ほぼ一人に任せている」。 従業員が数十名から数百名規模になると、この状態で限界が見え始めます。パソコンの不具合、アカウント追加、ネットワーク障害、システム改修の相談、セキュリティ対応。日々の問い合わせに追われ、改善に使う時間が残りません。

一人情シスの負担軽減を考えるとき、すべてを外注するか、社内で何とかするかの二択になりがちです。ですが実務では、その中間にある「外部IT部門」という進め方が合う場合があります。

外部IT部門は「作業代行」だけではありません

外部IT部門は「作業代行」だけではありません

外部IT部門とは、社内のIT担当者と同じ目線で、日々の対応と改善を一緒に進める外部チームです。

単発の開発会社や保守窓口とは少し違います。問い合わせ対応、既存システムの棚卸し、ベンダーとのやり取り、改善案の整理、稟議用の数字づくりまで、社内の判断を支える役割を持ちます。

たとえば、一人情シスの方が毎週10時間を問い合わせ対応に使っている場合、そのうち定型的な5時間を外部IT部門に渡せるだけでも、月20時間ほどを改善や整理に回せます。大きな投資の前に、まず時間の使い方を変えることができます。

一人情シスが苦しくなる理由は「仕事量」だけではありません

負担の原因は、単に人手が足りないことだけではありません。現場では、次のような仕事が一人に集中しがちです。

  • パソコンやプリンターの不具合対応
  • 入退社に伴うアカウント作成と削除
  • Excelや既存システムの小さな修正依頼
  • ベンダーからの見積もり確認
  • セキュリティ事故を防ぐための確認
  • 役員会に出す改善案と費用対効果の説明

この中で特に重いのは、「判断の責任」まで一人に集まることです。何を先に直すか、どの見積もりが妥当か、古いシステムを触ってよいか。相談相手がいないまま決め続けると、担当者の疲弊だけでなく、会社としての判断も遅れます。

まず棚卸しするのは「問い合わせ」と「塩漬け」です

外部IT部門を使う前に、最初から大きな契約範囲を決める必要はありません。まず棚卸しする対象は2つです。

1つ目は、毎月発生している問い合わせです。「誰から」「何件」「どれくらい時間がかかるか」を1か月だけ記録します。件数が多いものほど、手順化や外部化の効果が見えやすくなります。

2つ目は、誰も中身を触れない塩漬けシステムです。前ベンダーが離脱した、作った人が退職した、仕様書が残っていない。こうした状態では、障害が起きるたびに対応が後手になります。

棚卸しでは、完璧な資料を作る必要はありません。「止まると困る業務」「変更したいが怖い部分」「毎月発生している手戻り」を、現場の言葉で書き出すだけで十分です。

小さく試すなら、月20時間分の負担軽減から始めます

小さく試すなら、月20時間分の負担軽減から始めます

外部IT部門は、最初から社内ITを全部任せる形にしない方が進めやすいです。おすすめは、月20時間分ほどの業務を切り出して試すことです。

対象にしやすいのは、定型問い合わせ、アカウント管理、簡単なマニュアル作成、ベンダー見積もりの一次確認です。反対に、基幹システムの全面刷新や全社ルール変更は、最初の範囲に入れすぎない方が安全です。

小さく試すと、役員会にも説明しやすくなります。「月20時間の対応を外に出す」「担当者は改善案件に月2本着手する」「問い合わせの一次回答を翌営業日までにする」といった形で、判断材料を数字にできます。

丸投げにしないために、社内に知見を残します

外部IT部門を使う目的は、社内からITの知見をなくすことではありません。むしろ、属人化していた知見を社内に残すために使います。

残すべきものは、難しい設計書だけではありません。

  • よくある問い合わせと回答
  • アカウント発行や退職時の手順
  • 既存システムで変更してはいけない箇所
  • ベンダー見積もりを確認するときの観点
  • 次に改善したい業務と、その理由

こうした記録があると、担当者が休んだ日や異動した後も業務が止まりにくくなります。丸投げでも自前主義でもない第三の進め方は、外部の手を借りながら、判断の根拠を社内に積み上げることです。

TaskBrainが支援するときの進め方

TaskBrainでは、2009年から15年超、中小〜中堅企業のIT活用を支援してきました。支援実績は120社以上、契約継続率は95%です。

たとえば約240名規模の化学品商社では、受発注まわりの二重入力を整理し、入力を1か所に集約することで工数を50%削減しました。大きな仕組みを一気に入れ替えたのではなく、現場で毎日発生していた手戻りから順番に減らしました。

一人情シスの支援でも同じです。まず問い合わせ、塩漬けシステム、二重入力、ベンダー管理を棚卸しします。そのうえで、社内担当者と一緒に優先順位を決め、月単位で小さく改善していきます。

まず何から手をつけるか

最初の一歩は、社内ITの困りごとを「時間」「件数」「止まったときの影響」で並べることです。

一人情シスの方が抱えている仕事を見える化すると、外部に渡せる作業と、社内で判断すべき作業が分かれます。ここが整理できると、外部IT部門を使うべきか、既存ベンダーとの役割分担を変えるべきか、判断しやすくなります。

TaskBrainでは、一人情シスの負担軽減や外部IT部門の活用について、現状の棚卸しからご相談いただけます。まずは30分の無料相談で、社内ITのどこから手をつけるべきか一緒に整理します。

30分の無料相談はこちら: https://www.taskbrain.co.jp/contact

業務改善の着手順、PoCの判断材料、社内説明に使う数字を、続けて読める記事です。

回収できる改善テーマを、30分で一緒に絞ります。

「何から手をつけるべきか」「半年でどの数字を見るべきか」が曖昧な段階で相談してください。社内のご担当者と一緒に、業務の詰まり、費用レンジ、最初に試す1業務を整理します。

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初回は課題の優先順位づけと、おおよその費用レンジ、最初の半年で動かす数字の見立てまで。確定見積もりは次回、現状を見てからお出しします。